福間良明編『昭和50年代論: 「戦後の終わり」と「終わらない戦後」の交錯』みずき書林、2022年

 

野上元「第13章 修養小説の臨界-「成長」を描く『機動戦士ガンダム』」p511-544

福間良明編『昭和50年代論: 「戦後の終わり」と「終わらない戦後」の交錯』みずき書林、2022年

 

 

目次

序章◎「戦後の終わり」の始まりとその葛藤…福間良明

第1部◎「戦後」への疑念
第1章 五〇代になった特攻隊の生き残り…井上義和
第2章 郊外家族の揺らぎと「戦後民主主義」の再検討…山本昭宏
第3章 性愛、暴力とポリティクス…日高勝之
第4章 交叉する理想…白戸健一郎

第2部◎ナショナリティのゆらぎ
第5章 海洋博批判とセクシャリティ観光の接合…小川実紗
第6章 『季刊三千里』からみられる在日韓国・朝鮮人の昭和五〇年代…権学俊
第7章 ディスカバー、ジャパニーズ…松永智子

第3部◎「趣味」の変質
第8章 昭和五〇年代の美容言説…谷本奈穂
第9章 劇画の時代の終焉…森下達
第10章 マイコンにみた世界の夢と慰め…前田至剛
第11章 体育(会)からの逸出…佐藤彰宣

第4部◎修養と教養の残影
第12章 時代遅れの〝スポ根ドラマ〟…水出幸輝
第13章 修養小説の臨界…野上元
第14章国民的英雄・植村直己の誕生…高井昌吏
第15章 大衆歴史ブームと教養主義の残滓…福間良明