蘭信三・石原俊・一ノ瀬俊也・佐藤文香・西村明・野上元・福間良明編『シリーズ戦争と社会(5)変容する記憶と追悼』

蘭信三・石原俊・一ノ瀬敏也・佐藤文香・野上元・福間良明編『シリーズ戦争と社会(5)変容する記憶と追悼』岩波書店、2022年

 

 

『シリーズ 戦争と社会』刊行にあたって
 総説 戦争を記憶し、戦争死者を追悼する社会とそのゆくえ……………西村 明
第Ⅰ部 記憶する人々
 第1章 シドニー湾特殊潜航艇攻撃をめぐる日豪の記憶とその変遷……………田村恵子
 第2章 憲兵と暴力――マニラBC級裁判の記録を中心に……………岡田泰平
 第3章 死者と生者を結びつける人々――パプアニューギニアにおける戦地慰霊と旅行業者……………中山 郁
  コラム① 朝鮮人特攻隊員という問い……………李榮眞
第Ⅱ部 記憶の支点――想起をもたらす場所とモノ
 第4章 「原爆の絵」が拓く証言の場……………直野章子
 第5章 空襲の死者を想起する場所――遺骨・モニュメント・写真……………木村 豊
 第6章 アジア系アメリカと「慰安婦」碑――国境を超える共感と批判……………中村理香
  コラム② 花岡町と鉱山と『花岡事件』をめぐる人々……………坂井田夕起子
  コラム③ 戦後天皇と慰霊――「靖国型追悼路線」からの展開……………西村 明
第Ⅲ部 記憶・記念の実践と冷戦後の社会
 第7章 戦争記憶の世代間継承と社会――「選択されたトラウマ」と山西省盂県の記憶……………石井 弓
 第8章 「沖縄の精神衛生実態調査」にみる戦争と軍事占領の痕跡……………北村 毅
 第9章 なぜ私たちは黙禱するのか?――近代日本における黙禱儀礼の成立と変容……………粟津賢太
  コラム④ 戦争の記憶を共有すること――記憶表現の現場から……………大川史織