蘭信三・石原俊・一ノ瀬俊也・佐藤文香・西村明・野上元・福間良明編『シリーズ戦争と社会(3)総力戦・帝国崩壊・占領』
蘭信三・石原俊・一ノ瀬敏也・佐藤文香・野上元・福間良明編『シリーズ戦争と社会(3)総力戦・帝国崩壊・占領』岩波書店、2022年
『シリーズ 戦争と社会』刊行にあたって
総説 総力戦・帝国崩壊・占領……………石原 俊・蘭 信三
第Ⅰ部 総力戦と動員
第1章 日本帝国軍の兵站と「人的資源」……………佐々木啓
第2章 「民族」の壁に直面した「内鮮一体」……………三ツ井崇
第3章 総力戦の到達点としての島嶼疎開・軍務動員……………石原 俊
――袂袒南方離島からみた帝国の敗戦・崩壊
コラム● 内地・外地の疎開と家族主義……………大石 茜
第Ⅱ部 帝国崩壊と人の移動
第4章 戦後東アジア社会の再編と民族移動……………蘭 信三
第5章 戦時体制から戦後社会の再編へ……………石田 淳
――人口動態・社会移動データからの俯瞰
第6章 占領と「在日」朝鮮人の形成……………崔徳孝
――アメリカによる戦後処理とグローバル冷戦のなかで
コラム● 引揚者の性暴力被害――集合的記憶の間隙から届いた声……………山本めゆ
コラム● 台湾二二八事件と在日華僑社会……………陳來幸
第Ⅲ部 占領と社会再編
第7章 占領をかみしめて……………青木 深
――暁テル子が歌った「アメリカ」と「解放」
第8章 基地社会の形成と変容……………古波藏契
――沖縄占領体制とその遺産
第9章 重層する占領・虐殺……………高誠晩
――済州四・三事件を中心に
コラム● 「アメリカの湖」のなかのミクロネシア……………竹峰誠一郎